発泡スチロールの減容、溶解処理の流れ
クリーンヒートパッカーの運転操作スイッチをONにして、設定温度になるまで予熱を行います。
予熱時間は機種により異なりますが、30−50分程度です。
タイムスイッチを内臓しているので、自動で予熱を行うことも可能です。
予熱が終了すると、投入可ランプが点灯し、ブザー音でお知らせします。
発泡スチロールの選別
発泡スチロールのフタをあけ、異物を除去します。
発泡スチロールに付着している、紙・ガムテープなどを剥がします。
リサイクルマークのついたシールは、剥がす必要はありません。
処理出来る発泡スチロール(PSとはポリスチレン樹脂のことです。)
魚箱・PS製トレイ・PS製家電梱包材等
発泡PP・難燃剤入りの発泡スチロールの処理も可能ですが、
詳細はお問い合わせ下さい。
発泡スチロールの投入
受け箱がセットされているのを確認して、投入扉をあけて、発泡スチロールを投入します。
1回に投入出来る発泡スチロールは機種に応じて0.5〜1.3立米です。
扉を閉めると、2分〜3分で溶けます。
その間に次の発泡スチロールの選別を行います。
溶融が終了すると、投入可のランプが点灯して、ブザーがなりますので、次の投入を行って下さい。
溶融方式と溶融中の発泡スチロール
溶融方式は、電熱ヒーターによる温風循環方式です。
破砕工程がないので、低騒音で、故障も少ないのが特徴です。
炉内で溶融し、溶けると受け箱へ自然落下します。
受け箱の交換と取り出し
クリーンヒートパッカーの標準タイプでは、規定の投入回数に達すると、投入可ランプが点灯します。
投入する発泡スチロールの形状が一定でない場合は、
重量で受け箱の満量を感知するオプションをお申し付け下さい。
一度目の交換は空の受け箱を前の箱を押しながら挿入します。
そのまま通常の投入作業をして下さい。
2個目の受け箱が一杯になったら、右下扉から受け箱を取り出し、
左下扉から、空の受け箱を入れます。
再生原料の保管
取り出した受け箱から再生原料を取り出し、保管します。
再生インゴットは有価物となり、有償で買取致します。
※買取単位は2t・4t・10tとなります。
※買取価格は、相場の影響で上下することがあります。