1.歴史
先代の社長が20年前に、オランダに機械を納入し、設置・試運転に行った時にチーズ作りの工場を見学に行ったそうです。感銘を受けたのは、菌の働きで、チーズを先ず、中性にしてから、チーズを造る環境を整備すること、乳酸菌の種類と熟成方法で色々異なった風味のチーズを作るということでした。
日本に戻り、田畑の土壌を中性化することが出来ればと思い、早速研究を始めました。農業関係の資料を探しても、全くありません。試行錯誤の末、有機堆肥を短時間で熟成するための菌類を手にすることができました。
1つは嫌気状態で堆肥化を促進するための菌類、1つは好気状態で堆肥を完熟させる菌類を発見しました。この菌類を使えば悪臭を発生を押さえ良い堆肥ができることが確認できました。このノウハウは中国の堆肥つくりに提供しまし素晴らしい結果をもたらしましたが、当時の中国では普及せず堆肥工場は閉鎖してしまいました。
この頃、日本においては知り合いの農家で稲作や梅干しを干していたビニールハウスの土壌改良(塩害)のテストにおいて良好な結果を得ていましたが普及には至りませんでした。
2009年から菌の研究を本格的に再開しました。有機堆肥を作って知り合いに試してもらい良好な結果を得ましたが、販売ルートの開拓はできずじまいでした。そんな折、酪農を自宅で営む先代の社長の同級生から、堆肥舎の臭いの相談を受けました。2種類の菌類の一方を使ったところ問題は解決しました。その後は下図のプロセスを実行し、追加のバイオ消臭剤無しで運用できました。
2011年の東日本大震災後に塩害対策用の資材として増産しましたが普及には至りませんでしたが、東松島市のきゅうり栽培をされている農家さんに資材を提供し、その年の夏にきゅうりの出荷ができました。
2011年4月からバイオ消臭剤 ニオワンちゃんの販売をインターネット販売を開始しました。
2012年9月からバイオ消臭材 猫ピタの販売を開始しました。